伝説の第1回

初めての肉会は、2013年の夏に、偶然始まった。

「お茶の水に焼き肉がまじヤバいくらいウマいところがあるんっす。まじヤバいっす」

営業のH尾の言葉に、メンバーは気楽にお茶の水の「マルタケ」に集まった。

若い肉好き男子ばかり総勢10名。

まさにOM社のエンジン。コアメンバーと言って良いだろう。

でてきた肉は確かに旨かった。怒濤のボリュームだった。

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盛り合わせは凄かった。

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キャベツは山盛りだった。

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特大カルビはメンバーの胃腸に大きなダメージを与えた。

しかし、肉のうまさに酒が進みすぎたのか、あるいは煙に酔ったのか、一同は徐々にヒートアップしてきた。

日頃の鬱憤をぶちまける声。

それにあわせた高らかな笑い声。

一時間半も遅れてきたN川の皿にもられる肉の山々に湧く声。

汚くて狭い店内にメンバーの怒号とも歓声ともつかない声が鳴り響いた。

やがて閉店の時間。

ふらふらになりながらも煙臭い店から出た一同は、そこで初めて自分たちを渦巻く嫌なものから解放されたことを知ったのだ。

「また、やりたいっすね」

誰かがつぶやいた。

全員が同じ気持ちだった。

しかし、本当に2回目が開催されるなどとは、そのときは誰も予期しなかったのである。